農泊推進事業


「モノ」から「コト」に変化しつつある観光形態

近年、従来の「モノ」を見て回る物見遊山型の旅行から、サービスや体験などの「コト」を重視する旅行スタイルに変わりつつあります。そこで私たちは、美瑛町でも体験型ツーリズムを広めるべく「農泊」の取り組みをはじめました。



農泊って何?

「農泊」とは、農山漁村において日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しみ、多様な宿泊手段により旅行者にその土地の魅力を味わってもらう農山漁村滞在型旅行を指します。田舎の農村、漁村に滞在して地域の自然や文化に触れ、 田舎での生活そのものを体験し、肌で感じることができる観光形態です。今年度、美瑛町では以下のような事業を実施しました。


レストランバスツアー

「観光」と「農業」をもっと身近に結びつけ、「食」と「農業景観」の魅力を体験して頂くためにレストランバスツアーを企画しました。1階がキッチン、2階が天井の開くレストランとなる展望バスを使用し、町外・道外からも募集した結果、2日間で119名の方に乗車して頂きました。地元シェフが地元食材で調理した料理を2階建てバスの展望席で味わい、生産農家さんの畑で野菜の手もぎ体験や試食も行いました。


「アルベルゴ・ディフーゾ フォーラム」を実施

「アルベルゴ・ディフーゾ」とは、イタリア語で「散らばっている宿」という意味の新たな宿泊形態です。町に1つのレセプション(受付)があり、そこでチェックインして、町の中のどこかのお部屋(家)の鍵を受け取ります。まるでその町に住んでいるかのように滞在するスタイルは、「集落まるごとホテル」といったイメージです。
今回は、そのコンセプトを学び、美瑛町への導入可能性を探るべく、イタリアからアルベルゴ・ディフーゾ協会会長のジャンカルロ・ダッラーラ氏をお招きし、フォーラムを開催しました。

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冬のモニターツアー

観光客数が落ち込むオフシーズンの旅行需要を喚起すべく、美瑛の冬の魅力を発掘するための「冬のモニターツアー」を実施しました。今回は、都市部の女性客をターゲットに、オシャレでかわいらしい女性好みのお店や美瑛の冬ならではの体験を中心にしたプログラムを組みました。白樺の皮を編んで作るクラフト体験や丘の絶景を歩くスノーシュー体験など、夏に美瑛を訪れたことのある参加者の方も、冬にしか味わうことのできない美瑛の魅力にとても感激していました。


町民の方々に向けて勉強会を開催

美瑛町でもアウトドア体験やアクティビティなどが楽しめるように、担い手となるガイド役を養成するための勉強会を開催しました。ここでは「魅力のある体験プログラムの作り方」、「もしもの時のリスクの対応の仕方」、「上手な体験指導の仕方」について講師の方から学びました。グループワークでは町民の皆様が感じていること、取り組むべきことなど積極的に意見交換をしました。

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先進地視察

「グリーン・ツーリズム」や「農泊」の先進地である長野県飯山市は、季節に関わらず体験型ツーリズムのプログラムが豊富な地域です。かまくらの中で鍋を食べる体験施設「レストランかまくら」や古民家を利用した伝統料理のお店など、飯山市のさまざまな取り組みを視察しました。


今後は・・・

今年度も多くの方々のご協力のおかげでこのような事業を開催することができました。実施事業の中でご記入頂いたアンケートは、貴重な意見として今後の取り組みの参考にさせて頂きます。今後も、美瑛町の農泊事業を浸透できるよう様々な取り組みをしていきますので宜しくお願い致します。


これまでの事業